フォト
無料ブログはココログ

« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »

2009年9月22日 (火)

大峰奥駈道縦走 4日目

4日目。前日は夕方から雨が上がっていたため、天気にかすかな期待をしていたのだが、朝から見事に雨だった。結構な本降りである。見晴らしは無い。

Imgp0068 朝食は事前に弁当を用意してもらった。今日の行程はやや長いため、早めに出発することにしたのだ。5:30に出発し、晴れていれば快適そうな尾根を40分ほど歩くとあっけなく「八経ヶ岳(1.915m)」に着いてしまった。

この山は西日本で最も標高の高い山だそうである。晴れていれば素晴らしい展望なのだろうが、生憎雨で何も見えない。座るところも無さそうだったので記念写真だけ撮ってさっさと出発してしまった。

Imgp0073Imgp0074  滑りやすいアップダウンの道が延々と続いている。雨なのでどこを歩いているのか、皆目見当が付かない。重い荷物なので登りもきついが、降りはさらにしんどい。木の根は勿論だが、この辺りの岩の質は滑りやすいようで、歩幅を小さくして歩かざるを得ない。さらに背負っている荷物が重く、普通滑らなそうな箇所でも滑ってしまう。一旦滑ったら荷物の重みで体制を整えるのは至難の業なのだ。

そのため結構神経も消耗していく。そのうち誰も話さなくなっていた。

Imgp0075 雨は一向に止む気配が無い。それどころか時折スコール並みに雨脚と風が強くなることがあり、本当にどうしたのかと思うほどだった。まあ歩いている分には雨の強弱はさほど気にならなかったが。

9時半頃まで延々と休憩もせず歩き続けたところで、急に小さなログハウスのある場所に出た。「揚子ノ宿小屋」という場所らしい。避難小屋として使われているようだ。

中は何も無い板の間が10畳ほどがらーんと拡がっているだけだったが、とても清潔に使われているようだった。全身びしょ濡れだったので雨つゆがしのげるだけでもありがたいと思っていたが、最近建てられたのか思いのほか快適だった。

ここでちょっと遅い朝食。弥山小屋のお弁当は本当に美味しかった。お湯を沸かしコーヒーを飲んだところで、ようやくみんなの気持ちも落ち着いてきた。

Imgp0078Imgp0100  10時過ぎに出発。「仏生ヶ岳(1.804m)」を通り1時間半ほど歩いたところに「鳥の水」という水場があった。いわれは知らないが、この辺りは尾根歩きのため水場が少なく、鳥もここで水を飲むんじゃないのかという話をしたものだ。今は雨なので忌々しいが、水の少ない中でこの道を何日もかけて歩くのもかなり辛そうだ。

Imgp0101Imgp0088  少し歩いたところでちょっとした鎖場にさしかかる。大した事のないように見えても、滑りやすいので結構気を使う。時間をかけて慎重に通過。

そこから1時間ほど歩いたところで13:30、ようやく「釈迦ヶ岳(1.800m)」に到着した。この山の山頂には大きな仏像が建てられていて、名前からしても今も信仰のための山として重要視されているようだ。ここで今後の無事をお願い(しょーごさんは長いお経を何も見ずに唱えていた。何者?)し、小休止の後出発。この日の宿はここからすぐの場所だ。

Imgp0105_2 降りだったのでゆっくりと歩き、14:30、宿泊地「深仙小屋」に到着。ほとんど休憩を取らなかったのでちょっとしんどい。

深仙小屋は外見は本当に物置みたいなみずぼらしい小屋なのだが、中は結構広く中央に囲炉裏があり、それを囲むようにして一段高い床が付けられていた。

小屋の隣にはお堂が建てられており、清潔なのでこちらに宿泊しようと言う話も出たが、神様の前で寝るのもちょっと悪い気もするし、囲炉裏で暖を取ろうということで小屋に決定。真夏なのだが雨のせいか結構寒い。

Imgp0108 濡れた衣類を小屋に縄を張って吊るし、焚き火を始めてみる。薪は備え付けられていたものを使ったが、湿気のせいで物凄い煙が出てしまった。でも体は冷えていたし、少しでも乾かしたかったので今さら止められない。咳き込みながら、目を開けるのも辛いのをどうにか我慢しながら煙が落ち着くのをひたすら待った。時々小屋から顔を出して深呼吸。

Imgp0109 夕食時になってようやく落ち着いた。落ち着いたのは良いが、吊るした衣類は全部焚き火の煙で燻されてしまって、それはもう燻臭いったら無かった。明日大丈夫だろうか。

この日の夕食は自炊。考えてみたら昼食は食べていなかったので相当お腹が空いている。コッヘルでお湯を沸かし、アルファ米の白米2食分とレトルトカレーを作る。食後はコーンスープとコーヒー。かなり豪勢である。

食後は疲労からかすぐに眠くなってしまった。用意した簡易エアーマットと湿った寝袋を広げ、早々に眠りについてしまった。雨足は弱まる気配は無かった。

5日目に続く。

*まとめた記録はこちらからどうぞ。

***************************

ホームページ

Reset your compass - 旅たちの前に -

http://www.geocities.jp/ddngj018/

ネットショップ

ネパール・ヒマラヤ雑貨専門店「カラパタール」

http://nepalzakka.sakura.ne.jp/

フォトアルバム

http://picasaweb.google.com/hagiwarasohei

****************************

2009年9月 4日 (金)

大峰奥駈道縦走 3日目

3日目。宿が川沿いだったので、川の音か雨の音か判らなかったがとにかく雨の音で目が覚めた。事前にお願いして6時頃早い朝食を取り、タクシーを呼んで出発。

タクシーは洞川温泉から一旦下り、別の谷へと入っていく。道の狭い山の車道をぐんぐん登っていく。標高は大して無いのだが、ものすごく深い山の中だった。

Soh_0009_050Imgp0057  1時間ほど走ってようやく弥山(みせん)登山口に到着。行者還トンネルの入り口にある。女人禁制の箇所を避けたため、ここから大峯奥駆道に戻るために登り返すのだ。

タクシーを降りた際は大丈夫だったが、準備をして登りだす頃に急に雨が降り出してきた。雨具を着込んでいて良かった。

登山口から尾根に至る道はずっと急な登り坂だった。1時間半ほどかかってようやく尾根の奥駈道出合に到着。小休止するが既に雨はどしゃ降りだったため、座るところが無い。

Imgp0062 弁天の森というところを抜けて一時間ほど歩いたところに銅像が建っていた。理源大師像とあるがここの行者だった人だろうか。

さらに1時間ほど歩いたところに弥山小屋があった。この頃ようやく小雨になっていた。

この日の宿泊はこの小屋だが、僕たちは荷物を置くことなくすぐ上にある弥山の山頂へ向かった。小屋に荷物を置いてからでも良かったと思うが。

Imgp0064Soh_0012_053  小屋から100mほど行ったところに山頂はある。山頂というがそこはきれいに整地された神社が建てられており、麓にある天河大弁財天社という神社の奥の院で、天河奥宮という所なのだそうだ。霧に包まれているが荘厳な雰囲気があって何故か恐縮してしまう自分がいる。

聞くところによると天川村は磁場が特殊で、一部で地球のへそとも呼ばれているのだそうで、スピリチュアル系の人が世界中から集まる場所なのだそうだ。その一番奥の奥の院にいきなり来てしまったわけだが、正直僕には別に何かを感じる訳でもなかった。晴れていれば景色は素晴らしいだろうが。

Soh_0017_058Soh_0016_057  弥山小屋に昼過ぎにチェックイン。早速身包み剥がして乾燥室に持っていく。途中どしゃ降りだったので、レインコートを着ていたとはいえかなり湿っていた。ザックにはカバーを付けていたが、下の部分に水が入ってしまい(ベルトから浸透していったのだろう)、少し濡れてしまっていた。そこにシュラフ(寝袋)を入れていたが、圧縮袋だったので助かった。

時間はかなりあったので、のんびりと過ごした。利用者は僕たちだけで貸切状態だ。

夕方近くになって、1名入ってきた。坊主頭の若そうな兄さんで、僕たちとは反対方向へ向かうそうだ。午前3時には出たいとの事で、早々に寝てしまった。3時では夏とはいえまだ暗いので一人で大丈夫だろうか。

Soh_0032_068Soh_0030_066  小屋はこの時期暇そうで、アルバイトで雇われたおじさんが一人で管理しているだけだった。このおじさんが作った夕食は実に美味しかった。聞けば埼玉県からはるばる来ているそうだ。僕も群馬とはいえ埼玉の県境に住んでいるので、地元の話に華が咲いた。

4日目に続く。

*まとめた記録はこちらからどうぞ。

***************************

ホームページ

Reset your compass - 旅たちの前に -

http://www.geocities.jp/ddngj018/

ネットショップ

ネパール・ヒマラヤ雑貨専門店「カラパタール」

http://nepalzakka.sakura.ne.jp/

フォトアルバム

http://picasaweb.google.com/hagiwarasohei

****************************

« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »

ウェブページ

2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31