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2009年10月17日 (土)

大峰奥駈道縦走 5日目

5日目。朝、目が覚めても雨足は弱くなっていなかった。憂鬱な気持ちで起き上がる。

エアーマットのおかげで思ったよりは良く眠れた。結構がさばったが持って行って正解だった。干した衣類を確認してみるが全く変化なしのびしょ濡れ。仕方なく圧縮袋に入れて翌日に期待する。

夕食の残りとコーンスープを作り朝食。さっさと荷造りし、朝6時には出発。昨夜からの焚き火で燻された匂いが全身にこびりつき、物凄い臭いを発していたが、あまり不快には思わなかった。それよりも湿気と体の中の濡れ具合が気になってしょうがない。

Imgp0113Imgp0112  出発前に記念撮影を撮った。僕たちが写っている写真のほとんどはsekiさんの防水コンパクトカメラで撮影している。僕も一つ買っておこう。僕の一眼は重たいのに濡らしたらアウトなので、ザックに厳重にしまってある。ただでさえ重いザックをさらに重くしているので本当に何の修行かと思いたくなる。フラッシュで光らせたものとそうでないものを撮ってみたが、どれだけどしゃ降りかわかってもらえるだろうか。この日は丁度山口、広島で土砂災害があった日だった。

Imgp0116 45分ほど歩いたところで「太古の辻」というところに出た。「これより大峯南奥駈道」と大きく標識がある。大峯に北と南があるんだとここで初めて知った。

この辺りまではよく訪れる人がいるのだが、ここから先は小屋も少ない割りに長距離なのであまり行く人は少ないのだそうだ。そう言われれば道がすこし不明瞭になってきた気がする。

尾根歩きなのでアップダウンがきつい。普段は何てことも無い道なのだろうが、20キロ弱の重い荷を背負い、雨が降ってしまうと結構大変な道に変化してしまう。降りなど滑らないように気をつけて歩くが、そのせいか親指が押されて痛い。

Imgp0122 途中大きなミミズが群がっていた。大きさがハンパではない。この辺りは栄養が良いらしい。

9:20、地蔵岳(1.464m)。森に囲まれて視界はない。

標高が低いためか森が茂り、木の根の上を歩くことが多いので滑って困る。深い笹薮の中を2時間ほど進み、11:20に涅槃岳(1.376m)着。藪に囲まれている。

Imgp0141Soh_0033_039  さらに30分ほど歩いて証誠無漏岳(1.301m)。そこから藪の中の急な降りで、クサリまで付いた場所もあった。木の根の上なのでかなり厳しい。別に危険ではないが、うまく降らないと汚れるのだ。

次の阿須迦利岳(1.251m)を過ぎて13:00、ようやく昼食場所の持経ノ宿に着いた。この間あまり休憩していない。さすがに疲れた。しょーごさんはすぐ5分くらい下がった場所へ水を汲みに行った。一体どこにそんな体力があるのか不思議なくらいだった。

Imgp0147_2 持経ノ宿は無人の小屋だったが、深仙小屋に比べれば雲泥の差ほど設備の整った小屋だった。囲炉裏から炊事用具、布団まである。山を訪れた人たちが、持ち寄ったり整備したりして大事に利用しているらしい。

ここで泊まって今日はゆっくり過ごしたかったが、そうもいかないので簡単な食事(カロリーメイト)を済ませてさっさと出発。でも1時間くらい滞在していたようだ。

午後は雨も上がってきた。久し振りに雨具を外して気持ちよく歩ける。夏だったので蒸し暑いのだ。

Soh_0034_040Soh_0039_042  すぐに持経千年桧と立て札に書かれた大きな桧の木が見え、さらに1時間ほど進んで平治ノ宿という小屋の前を通る。快適に歩けたので、雨が降らないだけでこんなにも違うものかと今さらながらに驚いてしまう。

だが時間が進むのが早く感じる。昼が遅かったせいだが、その先の転法輪岳(1.281.2m)に着いた頃は16:00前だった。この日宿泊予定の行仙小屋まではまだまだ先だ。

倶利伽羅岳(1.252m)16:50着。行仙小屋までは地図上のコースタイムでもあと2時間はかかる。夏でよかった。とにかく初めての道なので、いつ着くのか見当がつかない。休憩はせず、少しでも歩いていればいつか着くだろうと、黙々と足を運ばせた。

Soh_0040_043Imgp0166  行仙岳(1.227m)へはやっとの思いで到着した。とにかく長く感じた。送電線か電波塔があるのが少々忌々しい。でもここまで来れば宿までもう少しだ。辺りは少しづつ薄暗くなり始めている。時計は18:40を指していた。

そのまま休まず行仙小屋を目指す。いつの間にか杉林に変わり、視界も暗くなってきた。ヘッドライトを点灯してしばらく下り坂を歩くと、ようやく行仙小屋に辿り着いた。時計は19:30を指していた。夏とはいえもう夜である。

行仙小屋も持経の宿と同じく整備された無人宿で、普通の山小屋のように快適に宿泊できる。僕たちが到着したとき誰もいないと思っていたが、一人夕食の支度をしてる人がいた。

白い袴と竹刀を持ち、簡単な装備で来ていたので剣術の修行にでも来たのだろう。この辺りはそういう場所でもあるのだ。

快適な宿とはいえ、朝6時から夜7時半まで昼食以外はほとんど休憩も取らず歩き続けたので、濡れたものを乾かし、夕食の支度をするだけでも結構な重労働だった。この日の夕食は五目おこわにレトルトの牛丼。さらにマカロニのミートソースパスタ。全部お湯を入れれば出来上がるインスタントだが、こんなに美味しく感じたのは本当に何年ぶりだろうか。

同じ無人宿でも今晩は、昨晩のような環境ではないのでブランケットを借りて快適に眠ることができた。

本当に疲れた。9時前に就寝したが、気が付いたら朝4時。よく寝ていたようだ。

6日目に続く。

*まとめた記録はこちらからどうぞ。

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