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2009年12月30日 (水)

大峰奥駈道縦走 6日目

6日目。4時半頃にはみんな起き出して、朝食の準備に取り掛かっていた。

ふと気が付いたら白い袴の人がいない。聞いたら3時頃がさごそしていたそうなので、先に出発したようだ。全然気付かなかった。

天気は曇り空でうっすらと霧が立ち込め、すぐ雨になってもおかしくない感じだ。山の中なので携帯はおろかラジオも聞こえず、天気の予測がつかない。

夕食の残りの朝食を簡単に済ませ、一応レインコートを着て6:00出発。

Imgp0172Soh_0050_012  出発直後からいきなり直登。傾斜もかなりあり、重い荷物の装備は結構応える。この傾斜がずっと頂上まで続いていた。距離もかなりある。やっとの思いで笠捨山(1.352m)に着いたのは8時半を過ぎた頃だった。途中休憩はしていない。

しんどかったのもそのはず、笠捨山は登る人が笠を捨てたほど大変だったことから付いた名前なのだそうだ。

Soh_0054_015Soh_0059_018  笠捨山山頂には奇妙な社があって、社自体は普通の道祖神なのだが、社周囲にカタカナや平仮名、漢数字などが書き込まれた石が6角形の星となるように配置されている。太古からの神の言い伝えから来たものらしいが、ユダヤの話と繋がっているところが面白い。

個人的には、古墳時代にはアジアではもうシルクロードは盛んだったのだから、ヨーロッパ辺りの人々が日本に来ていたとしても全然おかしくはないと思っている。

休憩していたら雨も降らなそうな感じになってきたので、レインコートを脱ぎ身軽になって出発。ゴアテックスとはいえ夏は蒸し暑いので、やはり軽装は気持ちが良い(下は穿いていたが)。

笠捨山からはやはり急傾斜の下り坂がしばらく続いた。登りには早く付いていいと思うのだが、ジグザグではない直滑降の降りというのはいいかげん足に応える。膝を傷めているので慎重に降っていく。それでなくても滑りやすい道なのだ。

Imgp0180Soh_0061_020  降りきったコルに出て、これで楽になるかと思いきや、今度は足場の悪いクサリ場が連続してある登り道に変わった。エスケープルートがあったそうだが、その道は崩壊していて選べなかった。

軽装で湿っていなければ大したクサリ場ではないのだろうが、重い荷物を背負い、恐ろしく滑りやすい足場の状況になるとこれはやばい。草や木の根などを掴みながら、慎重に一歩一歩進んでいく。

登りきったところに一体のお地蔵さんが祀られていた。ここが地蔵岳(1.250m)山頂らしい。時間を見ていなかったがたぶん10時頃だったと思う。

山頂からすぐに急下降。垂直に近いクサリ場を何ヶ所か降っていく。とにかく滑りやすく、重たい荷物を背負っているものだから手間取って仕様がない。力ずくで懸垂状に降りた箇所がいくつかあった。この辺りでだいぶ時間を使ったと思う。

Soh_0063_022Imgp0183  だがここを過ぎた辺りから道はそんなにハードではなくなった(相変わらずアップダウンが続くが)。隣の香精山(1121.5m)に昼過ぎに到着。簡単な昼食を済ませる。僕はカロリーメイトひと箱。

12:40頃出発し、緩やかな下り坂をどんどん歩いていく。周囲は雑木林から杉林の比率が多くなり、少し暑くなってきた感じがする。下のほうに車道が見えてきた。

14:40、如意宝珠岳到着。この辺りから天気は回復してきた。時折日差しが入り、今が夏なんだと思い知らせてくれる。

Imgp0186Soh_0067_024  Soh_0068_025 如意宝珠岳を過ぎてからすぐに、下に見えていた車道に出た。それからは、しばらく車道と登山道を交互に歩いていく。雲は多かったが天気はすっかり回復し、雨の余韻の残る山に差した日差しで、登山道は幻想的な風景を見せていた。

楽な道とはいえ、結構長い。花折塚を過ぎた辺りから水筒の水が無くなってしまい、結構苦しい思いをした。玉置山手前の展望台でジュンコさんから少し水を分けてもらったので良かったが、初めての場所でこのさきどこに水場があるか判らない状況は辛い。次回はもっと大きな水筒を持っていこう。

   Soh_0073_029_217:30、ようやく玉置神社の参道に到着した。真夏だSoh_0077_031ったので日差しSoh_0074_030の中、車道を長く歩いて結構消耗している。参道がまたえらく長かった。1キロはあったと思う。鳥居をくぐってやっと着いた感じになっていたが、腰を折られた感じになった。

とはいえ、玉置神社に着いたら荘厳な雰囲気に圧倒されてそれまでの疲労感はあまり感じなくなっていた。

ここが山奥にある古い歴史の神社だったからなのか、自分が遥々歩いてきたからなのかは判らない。別に僕はスピリチュアル系でも何でもないのだが、ここは確かに「何かある」という感じがした。

Imgp0190Soh_0086_037  玉置神社は大峯奥駈道を歩く人にだけ、事前に申し出れば宿泊させてくれる。だが本来一般の人は宿泊できる場所ではない。玉置神社のご好意、ということを肝に銘じて泊まらせていただく形だ。

重要文化財でもある社務所に通され、中にある大きな和室に入る。布団もちゃんと備わっていて素晴らしい環境だった。濡れた衣類を干し、神主さんが用意してくれたお風呂に入る。疲労した体だったので風呂から出るのが億劫だ。

Soh_0087_038 上がってくると、別室に食事が用意されていた。かなり豪勢だ。こんなにされていいのだろうかと(しかも重要文化財の中でだ)後ろめたさを感じつつ、空腹で3度お代わりをいただいてしまった。

夜はそれはもう熟睡させてもらったが、自分が天狗になったような、空を飛ぶわけではなくジャンプして物凄い長い間空中を漂いいろんな場所へ行くという、不思議な夢を見た。

こんな夢は初めてだった。重たい荷物を降ろした開放感からなのか、この場所だったからなのか。

7日目へつづく。

*まとめた記録はこちらからどうぞ。

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