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2011年12月 1日 (木)

2010年ネパールトレッキング アラウンドアンナプルナ 8日目 マナン~ヤクカルカ

2010年10月8日。

Annapurna2010small120Annapurna2010small121  今日はちょっと早めに出発。別にそんなに長い行程でもなかったのだが、標高3200mを越えそろそろ高度障害に注意しなければならなかったので、大事をとってゆっくりと歩くことにしたのだ。

7:30に宿を出て、マナンの集落内に入る。

昔からの古い石積みの街を歩いていると、自分たちが映画の中に入ったかタイムスリップしたような感覚になる。

ヒマラヤの山々との対比で余計そう感じるのかもしれない。

Annapurna2010small122Annapurna2010small123  集落は入り組んでいて、所々小さな道標があるものの見逃しやすく、直角に曲がる箇所もあったりで個人で歩く場合は間違いやすいと思う。

集落出口付近でストゥーパが乗った門をくぐる。内部の真上には古いカーラチャクラ曼荼羅が描かれていて、歴史を感じさせてくれる。

一見遺跡のようであっても、街に住む人々にとってはいつもの暮らし慣れた街でしかなく、その人の営みとのギャップが僕にとってはとても新鮮だった。

Annapurna2010small124Annapurna2010small125  街の門を通過すると、突然畑だけが広がる場所に出た。この辺りの集落はばらばらに散らばっているのではなく、まるで要塞のように固まっていることが多い。厳しい自然の中で暮らす人々の知恵なのだろうか。

Annapurna2010small126Annapurna2010small127  視界の良い道を登っていく。向かって左手にはガンガプルナが大きく聳えている。新しい大きなストゥーパを過ぎた辺りから振り返ったマナンの町並みは本当に美しかった。ヨーロッパの旅行者がまるでシャングリラ(桃源郷)のようだ、と言っていたが確かにそう思う。

一本だけ生えた大きな木(この場所でここまで育つのは奇跡だ)の生えるバッティを過ぎ、しばらく登るとまた石積みの集落に入る。

ここはアッパーマナンと言われている場所で、マナンの上村だ。旧市街のようなものらしく、集落は下のものよりさらに古い。所々崩壊しかけている箇所さえあった。

Annapurna2010small128Annapurna2010small129  小さな集落でここはすぐに通過してしまい、また畑の広がる斜面に入り正面に見えるストゥーパとマニウォールのある尾根の先端まで歩いていく。

そこから振り返るとそれまで歩いてきたマナン集落と肥沃な盆地、アンナプルナ山脈が一望に見渡せた。

Annapurna2010small130Annapurna2010small131  近く見えるが、ここまで丸2日かけて歩いたきた道なのだ。

ここがマナンが見渡せる最後の場所となる。ここからはトロンパスに向けてひたすら高度を稼ぐ単調な道だ。

ここからグンサンまでは道の傾斜が緩く、樹木も腰くらいに背が低くなって気持ち良く歩くことができた。途中道端でヤクの毛で糸を巻きながら土産物を行商している人がいたが、こんなところで売れるのだろうか。

グンサンは宿が2件だけある小さな集落だ。ここから先は主にヤクの放牧の際に一定期間暮らすための施設しかない。10:00に到着。

Annapurna2010small133Annapurna2010small132  5年前は高度順応の際マナンには滞在せず、ここまで登ってきた。そのときは冬直前のせいもあって外国人はおろか客は僕一人という有様だったが、今回はヨーロッパ人でごった返していた。ここで40分ほどゆっくり休憩。

以前僕が宿泊した手前の宿は外国人のホストファミリーが個人で建てた宿らしく、所々ヨーロッパらしい雰囲気を出している。ここで住み込みで手伝っているというフランス人に、この周辺で採れた今しか飲めないというアセロラジュースをご馳走になった。程よい酸味で疲れた体に染み渡る。美味しい!!

味を占めて他の宿でも注文してみたのだが、どこも薄めたり質が悪かったりで、ここでしか飲めないジュースだったらしい。

Annapurna2010small134Annapurna2010small135  ここから望むアンナプルナの山々もまさに絶景だ。前回ここで宿泊した際は、宿の窓からこの景色全てが見渡せる最高の部屋だった。夜も快晴だったので、ベッドからはっきりと見える空の天の川を眺めながら寝たのを思い出す(寒かったけど)。

もっと簡単に行ける場所ならば、素晴らしい観光地になっているのだろうが、片道1週間(飛行機なら3日か)かかる場所なのでここを知っている人はネパール人でも少ない。ネパールはこういう所が結構多い。それが良いのだが。

グンサンからは緩い傾斜の歩きやすい道をひたすら歩いていく。今まで沿って歩いてきたマルシャンディコーラ(コーラ=川)から別れ、トロンコーラに沿って源流の峠まで歩いていく。深い谷だ。

Annapurna2010small136Annapurna2010small137  視界は良好で素晴らしいが、アンナプルナはグンサンから見た景色からずっと遠ざかるだけで、谷の両サイドは変わり映えのない岩山なので感動的な箇所はあまりなかった。

12時を過ぎた辺りでチュルーウエスト(6.419m)が見え、そこから伸びる川にかかる長い橋を渡る。渡った先にはこの辺りで最後のマニウォールがある。石に刻まれた文字を見る限り、相当古いようだ。

Annapurna2010small138Annapurna2010small139  その先でようやく、今回初のヤクの群れに出くわした。以前はマナンの街辺りでたくさん見かけたのだが、不思議に思っていたのだ。聞けばこの時期は比較的暖かいので、ヤクにとって居心地の良い標高の高いエリアに移動させているのだそうだ。

Annapurna2010small140Annapurna2010small141  そこから歩くこと1時間、13:00に今日の目的地であるヤクカルカ(4.018m)に到着した。

ヤクカルカという地名はネパール中に結構あるようだ。直訳すると「ヤク置き場」となるので、なるほど分かりやすい。

Annapurna2010small142 早く着いたおかげか、宿の部屋はなかなか良い角部屋をいただけた。窓からはグンサンほどではないが、ガンガプルナが大きく見える。最近出来た宿(そういえば前回は無かった)だったので部屋も綺麗だったし、トイレも清潔だった。溜め置きの流すための水は凍っていたが(>_<)。

さらにこの宿はなんと自家発電機を導入していて、斜面から水を引き、水力発電で各部屋に明かりを入れてくれていた。電球が一つだけだが、これがとてもありがたいのだ。

マナンのような比較的大きな集落はもちろん電気が通っているが、小さな村や人が住まないこの辺りはまだ電気の無い所が多く、あってもソーラー発電をバッテリーに溜めたものを使っていて、夜遅くなると使い切ってしまう所がほとんどなのだ。

宿の庭では現地の人たちが行商していた。お土産ももちろんあるが、宿のスタッフのための日用品も結構売っている。中に一人、障害を持つ人がリンゴを売っていた。プラカードには生まれつきの障害であること、生活費を稼いでいる旨が英語で書かれている。

現地の人たちはとても仲良く接している。そういった助け合うコミュニティがちゃんと出来上がっているのだ。
リンゴを3個買い、ダイニングルームでみんなでいただいた。

9日目に続く。

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ホームページ(過去のトレッキング記録)

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ネットショップ

ネパール・ヒマラヤ雑貨専門店「カラパタール」

http://nepalzakka.sakura.ne.jp/

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