フォト
無料ブログはココログ

« 2014年4月 | トップページ | 2014年8月 »

2014年7月11日 (金)

2013年 インド ラダックヒマラヤ マルカバレートレッキング 第1日目 ジンチェン ~ ユルツェ

早朝5時に宿を出発。チャーターした車で登山口ジンチェンへ。
レーを出てしばらくは大きな幹線道を走り、空港近くのスピトクゴンパから小道へ入りインダス川を渡る。
ジンチェンまで全て舗装されていたので驚いた。道幅は狭く途中から渓谷へ入りガードレールもないので少々怖いが、ネパールに比べれば遥かに快適だし、車も良い。流石インドといったところか。
Dsc_0114Dsc_01169時半頃に道は行き止まりになった。ここがジンチェン(3,385m)らしい。数年前までは遥か手前から出発しなければならなかったようで、今はだいぶ行きやすくなったそうだ。

準備を整え、10時前に出発。天気は雲が多く時々小雨が降っていた。
柳の茂る川沿いを暫く歩くと、大きな岩を真っ二つに割ったような谷に入っていった。道は時々川を渡りながら伸びているが、丸太が2本渡してあるだけなうえ滑りやすかったので、かなり緊張した。
谷はだんだん広がってゆき、それにつれて天気も回復してきてくれた。

Dsc_0125Dsc_012611時過ぎにルンバックとユルツェの分岐に到着。休憩所があったが、シーズン後だったので営業はしていなかった。
ここで小休止を取り、ユルツェ方面へ進んでゆく。左へ分けるルンバック方面は、4,800mの峠を越えてストクへ抜けるショートトレッキングコースだ。

Dsc_0131Dsc_0138川幅は広がりその川を対岸へ渡る直前に水車小屋があった。中を見ると石臼が回っており、小麦の製粉所らしい。
周囲を見渡しても民家など一件も無く、人工物はこの小屋のみ。奇妙な光景だった。
少し離れた集落の人々が使っているのだろうが、盗まれる心配が無い平和な場所だということでもあろう。

Dsc_0143Dsc_0149ぐにゃっと曲がった地層(どんな地殻変動があったのか)を横目に見ながら、川の上流へ登ってゆく。
本流から支流へ道は分れ少し歩いたところで広い草地があったので、そこでランチ。
ガイドのヤンペルさんがランチを用意してくれていた。レーの町中にある(現地では)有名店、ジャーマンベーカリーのサンドイッチだ。妻とポーターさんを入れて4名、足元に咲く小さなタンポポを囲って美味しくいただいた。

Dsc_0154Dsc_0155ランチを取った場所から道はすぐに登り上げ、川沿いから一段上がった崖の上へと伸びている。そこから30分とかからないうちに、大きな民家らしき建物が一軒だけ建っているのが見えてきた。ここがユルツェ(4,077m)という場所らしい。
宿泊地というからちょっとした集落があるものと思い込んでいたのだが、随分寂しい場所だった。
Dsc_0156ここに到るまで、民家らしき建物は一軒も無かったのだ。
やはり生活は厳しいのだろうか。ささやかな金額だが、僕らが落とすお金で少しでも生活の足しになれば良いのだが。

Dsc_0178Dsc_0191近づいてみると、建物は随分立派な造りだということが判った。まるで砦のようだ。
中にお邪魔して、屋上の客室らしき部屋へ通される。電気はもちろん来ていないが、開放感があるし風も通さない安心感があるしっかりとした造りの部屋だ。これなら安心して過ごせる。
Dsc_0168Dsc_0173入り口にはブルーシープの首が飾られていた。魔除けの意味があるらしい。日本で見れば気味が悪いものも、ここでは神聖に見えるのだから不思議だ。通路の物置にはヤクの毛を紡いだ毛糸球や、太陽光で煮炊きする道具などがしまわれている。生活感があって楽しい。そりゃそうだ。ネパールと違って、ここではホームステイなのだから。

Dsc_0197Dsc_0207部屋でひと息つき、荷物をまとめてからカメラだけ持って外に出てみた。
ユルツェは山の中腹に民家が一軒だけ建っている寂しい場所だったが、チョルテンやマニ石がいくつも置いてあるところを見ると他にも数件あったのかもしれない。あるいはこの家族だけが代々この場所に住み着いていたのだろうか。
Dsc_0167Dsc_0214中腹とはいえ元の標高が高かったので、登ってきた方へ目をやると山々が見渡せるくらいにはなっていた。
すぐ近くでこの家のものと思われるヤクが数匹寛いでいる。おばさんは籾殻を飛ばし、若そうなお母さんは屋上で赤ん坊をあやしている。
当たり前だが本当にここには現地の人の生の生活があるのだ。目の前の光景は大昔から変わっていない風景に違いない。

Dsc_0212Dsc_021330分ほど散歩してから、家のダイニングにお邪魔した。中は想像していたよりも遥かに広く豪華で清潔だった。
下手をするとホテルよりもずっと快適そうだ。普段から人が生活している温かみがある。

中には先程の親子が夕食の支度をしているところだった。僕たちのほかにもう一組客がいた。
オーストラリアから来たカップルで、この日は向こう側から峠を越えて来たらしい。かなりの長丁場だったらしく、途中の集落で馬を雇ったのだそうだ。そういえば夕食を手伝っているお姉さんが一人増えている。
明日僕らはその道を歩かねばならない。食事が出てくるまでの間、お互いにできるだけ情報交換をした。

Dsc_0217こうこうしているうち夕食が運ばれてきた。レンズ豆の豆カレーのようだったが、カレーの味ではなかった。どちらかというとダル(ネパールの豆スープ)に近い感じだ。こちらの方が辛くなく食べやすい。

灯りは日が暮れて薄明かりのぎりぎりまで点けなかったが、そのうち蛍光灯が一つ点いた。
ソーラー発電をバッテリーに溜め、夜に使っているようだ。毎度のことだがこういう状況に身を置くと、明かりのありがたさが身に沁みる。とはいえ灯りが点いているのは2時間ほど。蓄えた電気はすぐ底をついてしまう。その間だけ本を読んだり日記を書いたり、各々自由な時間が過ごせるのだ。

夜8時消灯。ヒマラヤの夜は早い。寝るために部屋へ戻る途中空を見上げると、満点の星空だった。天の川をはっきりと見たのは、2年前のカイラスの旅以来だった。

2日目へ続く

****************************

管理人のネットショップ

ネパール・ヒマラヤ雑貨専門店「カラパタール」

http://nepalzakka.sakura.ne.jp/

****************************

« 2014年4月 | トップページ | 2014年8月 »

ウェブページ

2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31