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2015年2月17日 (火)

2013年 インド ラダックヒマラヤ マルカバレートレッキング 第5日目 ハンカー~ニマリン

 この日も7時に簡単な朝食を済ませ、8時に出発。

 昨日訪れた小さな学校を横目に、川に沿って歩いてゆく。

Dsc_0542Dsc_0545 すぐに峠のような登りになり、斜面に古そうなチョルテンがいくつも建てられた場所に出た。

 そこから見上げると、小山の頂に大きな砦のような遺跡が聳え立っている。規模からして城跡のようだ。ヤンペルさん曰く村人はいつからあるのか誰も知らないということだった。

Dsc_0548Dsc_0550 後日マルカ谷を紹介した英文のガイドブックを見たら、この遺跡が少し解説されていた。

 それによると、17世紀後半、この辺り出身のラダック軍の将軍がチベット軍と戦い勝利を収め、その褒美としてこの辺りを領地とし城を築いたのだそうだ。

Dsc_0551Dsc_0556 そう言われると、この遺構や村の区画(多くは畑になっているが)を見るとかつてここに街があったように見える。この道はシルクロードから枝分かれして、インドへ向かう交易ルートの一本だったようなので、かつてここが賑っていたとしても何の不思議もない。

 ここも手付かずらしいので、掘れば何か出てくるかもしれないが、この高度での調査はかなり困難に違いない。

Dsc_0557Dsc_0560 集落の外れにあるハンカーの畑を過ぎると、道は川に入っていった。川といっても、すでに上流域に差し掛かっているので、小さな小川のような感じだ。標高4,000mを過ぎると朝晩は厳しく冷え込むようで、川の水も氷が張っていた。

Dsc_0561Dsc_0563 川岸の枯れ草にたった一箇所、薄いショールのようなものが絡まったものを見つけた。

 最初ビニール紐か何かかと思ったが違うらしい。触ってみたらすぐに溶けてしまった。なんと氷だったのだ。
それは霜柱の一種でヤンペルさんも見ることは稀らしく、特殊な環境でしか生まれないかなり珍しい現象なのだそうだ。

Dsc_0578Dsc_0580 この辺りから道は急な登り坂になっていった。野生のブルーシープの群れを対岸に見ながら、呼吸を乱さないようにゆっくり高度を稼いでゆく。

Dsc_0582_2Dsc_0589 徐々に周囲の景色は開け始め、それまで歩いてきたマルカ谷や周囲の山々が同じ視線で見渡せるようになってきた。

 正面にはこの辺りでは最高峰のピーク、カーン・ヤツェ(6,400m)が迫っている。

Dsc_0597Dsc_0598 昼食後さらに2時間ほどかけて登り上げると、何も無い広大な平原に出た。ニマリンという場所だそうだ。

 目を凝らしてヤンペルさんの指差す方向を見ると、小さくテントが張ってあった。僕たちのテントだそうだ。

 実は出発前にヤンペルさんがこの日に合わせて馬子さんを雇い、テント一式を下山口から運び上げてくれていたのだ。テントが見えてからなかなか辿り着かない感じだったが、1時間ほどで到着。

Dsc_0613Dsc_0614 キッチン用と宿泊用、スタッフ用のテント計3張りに炊事用具などを馬4頭で運んでいた。

 向こう側には一般宿泊者用のテントが張ってあったが、オフシーズン直前で大部分が撤収しており、宿泊できるかは微妙な感じだ。気を使う必要もないし、やはりテントを持ってきて正解だったと思う。僕ら2人だけのためにかなり贅沢な環境だ。

Dsc_0615Dsc_0617 ニマリンは標高4,730mあり、冬の到来直前の時期もあって夜はかなり冷え込んだ。

 外の気温は-15度。湯たんぽと自分で持ってきたシュラフだけでは足りず、借りたシュラフも重ねてようやく眠ることができた。

Dsc_0621Dsc_0636 夜中はテントの内側に霜がびっしりと付いてしまい、まさに冷凍庫の中のようだった。今回のトレッキングで一番厳しい場所だったが、翌日は一気に下山口近くまで降りられることを思うと、ここは我慢のしどころだろう。

Dsc_0634 空は月明かりが眩しく、辺りは灯りが必要無いくらいに明るかった。

6日目へ続く。

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