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2015年2月27日 (金)

2013年 インド ラダックヒマラヤ マルカバレートレッキング 第6日目 ニマリン~チョクドゥ

Dsc_0640 朝の高地の平原は明るくなるのが早い。朝は早めに起きてしまったのだが、昨日からの寒さでなかなかシュラフから抜け出せない。まだ人肌くらいに温もりが残る湯たんぽを頼みに、気合と共に衣服を着替える。

 いよいよ今日は今回のトレッキングのハイライト、最高地点コンマル・ラ越えだ。

 6時頃にキッチンテントで軽い朝食を済ませる。陽が当たってはいるのだが、川はガチガチに氷が張っていた。身支度を整え、7時に出発。

 テントや寝具一式はそのままだったが、後から馬子さんがまとめて馬に背負わせて付いてきてくれるそうだ。

 既に小さな小川となったマルカ川を渡り、最初の急登にとりつく。

Dsc_0650Dsc_0653 左手には近くで放牧されてい羊たちが数百匹、狭い囲いの中に入れられ休んでいた。夜はあまりに寒いので、こうして固めて暖を逃がさないようにしておかないと死んでしまうのだそうだ。放牧の人たちも、そろそろ冬支度で下山すると言っていた。

Dsc_0661Dsc_0663 1時間ほど登ったところで、道は緩やかな坂に変わった。歩きやすくはなったものの空気が薄いので、休みながらゆっくりと進んでいく。

 振り返るとそれまで歩いてきたマルカ谷が見渡せた。すでに自分の視線よりもはるか下になっている。

Dsc_0660Dsc_0665 先日のガンダラ越えの頃に積もったであろう雪が目立つようになった辺りで、近くの岩の隙間で動いているものに気付いた。よく見るとナキウサギが、ひょっこりと顔を出している。

 注意してみると何匹も駆け回っているのが見えた。丁度冬篭りの準備で、食料を探しているところらしい。

 緩やかな登りがしばらく続き、峠手前に差し掛かった辺りでまた急坂に変わる。負担をかけないようにさらにペースを緩め、牛歩のごとくじりじりと登っていく。

Dsc_0669Dsc_0690 そして11時を過ぎた頃、ようやくコンマル・ラ(5,130m)に到着した。

 それまで見上げていた山々は同じ目線になり、飾られたタルチョの間からヒマラヤの山々やチベット高原が遥か彼方へ続いている。

Dsc_0692 まさに壮大な絶景。ここまで歩かなければ辿り着けない素晴らしいものだった。

 少し休憩した後、記念写真を撮るなど30分ほど思い思いに過ごす。この年に亡くなったた友人の写真も一緒にタルチョに供え、ご冥福を祈らせていただいた。

 タルチョは風に乗せて願いをヒマラヤの神々へ届けるとされている。僕らの願いは友人に届いただろうか。

Dsc_0697Dsc_0702 テントを撤収して少し遅れて出発した馬子さんが追いついてきた頃、僕たちは峠を出発した。

 降りは急な傾斜の雪の中、滑らないように気をつながら進む。幸い雪は滑らず歩きやすかったので、軽アイゼンだけで快適に歩くことができた。もう登り坂が無いという安心感からか、無意識にスピードが上がってゆく。

Dsc_0704Dsc_0712 またも現れた野生のブルーシープを横目に、1時間ほどで小川の流れる谷底へ辿り着いた。ここでランチにする。

 改めて見返すと、僕ら2人に加えガイドさん、ポーターさん、馬子さんに馬4頭という結構な大パーティだ。

 なんとなく、キャラバン隊を編成してシルクロードを渡り歩く商人になったような気分で楽しい。今回は2日だけだったが、今度はこんな旅を1週間ぐらい続けるのもいいかもしれない。お金はかかりそうだが。

Dsc_0714Dsc_0721 この辺りは地殻変動が激しかったらしく、超巨大な地層が傾き垂直に上へ向かって伸びており、スケール感がおかしくなってしまうほど圧倒的な迫力で僕らに迫っていた。

 それだけに道も険しく、雪は無くなったとはいえ降り道でも狭く傾いているので滑り落ちないように細心の注意を払う。

Dsc_0725Dsc_0727 馬は重い荷物を積んでいても器用にこの道を難なく降って行くので、改めて驚いた。

 切り立った谷間から、ようやく川幅が広がってきた頃に、西洋人の男性が一人でテントを張っているところに出くわした。聞くとこの日はここに泊まり、明日から僕たちが来た峠を越えるという。

 この道を逆コースで行くとしたら、相当な体力と気力が必要だ。僕たちは数日かけて5,000mを目指したが、この男性は登山口からいきなり2日目で行かなければならないからだ。

 高度順応がしっかりできている人だと思いたい。ガイドさんもいなそうだし、知らないとしたらきっと後悔するだろう。気をつけて、と声を掛けて僕たちは先を急ぐ。

Dsc_0734 午後4時を過ぎた頃、急に数件の民家が現れた。ここがチョクドゥという集落らしい。

 下山口まであと1時間半ほど。無理をすればその日のうちに着けそうだったが、急ぐ理由は何も無かったので、この日はここの民家で部屋を借りることにした。

 チョクドゥは電気が来ている。久し振りの文明の力に、1個の電球の灯りであっても有難さが身に沁みた。

7日目へ続く。

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