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2015年8月 8日 (土)

2014年 ネパールトレッキング ランタン~ゴサインクンド 第1日目 カトマンドゥ~シャブルベシ

 2015年4月25日、ネパールにて大規模な地震が発生しました。
 被害にあわれたネパールの方々に心よりお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方々とご遺族の皆様に対し、深くお悔やみを申し上げます。
 僕が今回訪れたランタン谷はトレッキングルートの中でも被害が最も酷く、ランタンリルンに被さる氷河が崩れ、真下にあったランタン村は一瞬にして飲み込まれました。
 村は消滅。滞在した外国人も含め250人近い犠牲者が出てしまいました。現在このエリアは外国人の入域は禁止されています。
 いずれ解除されるかもしれませんが、復旧までには暫く時間がかかりそうです。
 僕は地震のほぼ半年前に、このエリアを訪れました。
 現在は存在していない箇所も多くあると思いますが、当時存在した素朴でのどかな土地を忘れないため、敢えて当時の日記をそのまま書き記していこうと思います。
 2014年10月30日
 トレッキング第1日目。早朝6時半、迎えに来てくれたシェルパのガイドで友人のナワンさん、ポーターのペンバ君と共にホテルを出発。
 まずはカトマンズ北にあるニューバスバークの入り口を目指した。7時45分発、登山口であるシャブルベシ行きの乗り合いジープに乗るためだ。
 今回はナワンさんは途中から合流、前半のランタン谷はペンバ君だけ一緒に行くことにした。
 僕は一度このエリアを歩いたことがあるし、トレッキング自体は経験ある方だったので、荷物を運んでくれて道が判るくらいの人が一人いれば充分だったからだ。
 ジープは乗り合いなので、当然乗せるだけ乗せる。日本のように 規制があるわけもない。6人乗りの車に10人も詰め込まれた。屋根には荷物が満載。一人は犬を抱えている。
 これで7時間近く走るのだ。山の荒れた道をすごいスピードで。ちょっと怖いかもしれないが、ローカルバスよりは遥かにましなのである。少なくともエアコンは効いているし、早く到着できるからだ。
 ローカルバスはあまりにも遅く、そして高温多湿、排気ガスも窓から入ってくる。登り始める前に体を壊してしまう。それでもコレしかなければ、使うしかないのだが。
 ジープは予定通り出発した。だが、以前走った道とは違う道を使っていた。最近開通した道のようで、そちらの方が幾分近くなるらしい。
 カトマンズからポカラ、インド方面へ向かう幹線道を峠を越えてしばらく降 る。3時間は走っただろうか、小さな川がかなり大きくなってきた辺りで道を折れ、細い道へ入っていった。
Dsc_0002 トリスリという街で昼食。ダルバートを食べる。美味しいが値段はそこそこしたので、一般のネパール人はあまり使わなそうだ。
 トリスリから先は道は細くなり、急な山道をジグザグにどんどん登っていく。山道といっても山の斜面は全体にわたって農地と民家が点在しているので、田舎のあぜ道をどんどん奥に進んでいくような感じだ。
 驚いたのは(もう8年前になるが)以前走ったときは砂利道だけだったのに、今は道はほとんど舗装され、かなり快適になっていたことだ。
 この分なら、今日の目的地まですぐに着きそうだ・・・と思っていても、そうはうまくいかないのがネパールという場所なのだ。
Dsc_0004Dsc_0014 ジグザグの道を登り切り、ようやく傾斜が緩い尾根にさしかかると、道は急に砂利道の悪路に変わってしまった。その先は大渋滞。
 何事かと前を見たら、なんと崖崩れが起きていて、応急的に重機で道を造っているところだった。どうやらつい何時間か前に土砂崩れが起きてしまったようで、急遽応急的に土砂を取り除いているところだったようだ。
 しばらく車内で待っていたが、埒があかないので一度外に出て、工事現場を見に行ってみた。なんと稼動していた重機は日本のコマツ製のものだった。
Dsc_0008Dsc_0013 こんな所にまで日本のものが入っているというのはちょっと感慨深いが、この光景を見ていると、なんだか遠くに来ている実感が湧かない。
 1時間半ほどでようやく道は開通した。順次 連なっていた車が通り過ぎて行くが、僕らの車の3台前のトラックが立ち往生。またもや道を塞いでしまった。
Dsc_0016Dsc_0017 再度コマツの重機出動。トラックをワイヤーでくくりつけ引っ張り、無事脱出。
 さて、自分も車に乗り込もう・・・と思ったら、自分達のジープが僕の前を通り過ぎ、どんどん先に行ってしまうではないか。
 駆け足で後を追う。300mは走っただろうか、ようやく車は止まってくれて、僕らを乗せてくれた。何故乗せてくれなかったのか聞いてみたら、ぬかるみで止まってしまうと嵌って動けなくなる恐れがあったからだそうだ。ちょっと焦ったが、確かにそのとおりだろう。
Dsc_0019 トータル2時間ほどロスしてしまった。道は舗装道に戻ったので、ジープはこれまでの遅れを取り戻すかのように、山道とは思えぬほどすごいスピードで突 っ走ってゆく。
 15分ほどでチェックポストのあるドゥンチェへ到着した。ここでパスポートとパーミットをチェックする。いよいよランタン国立公園に入ってゆくのだ。
 ドゥンチェは聖地ゴサインクンドの登山口なので結構賑っていた。特にお祭りの時期は一度に数千人もこの小さな街に押し寄せることもあるのだそうだ。僕達も帰りはここが下山口となる。
 一緒に乗ってきた現地のおばちゃん達はここでお別れ。ここから登山口シャブルベシまでは僕達だけの貸切ジープだ・・・と思ったら、若いお姉ちゃんが3人乗り込んできた。やはり乗せられるときは可能な限り乗せるのだ。良くしゃべるお姉ちゃん達だったが、あと1時間足らずなので退屈せずに行けるだろう。
 道はここも舗装されていた。怖い 箇所は無かったが、崩れやすい斜面に道を造っているので、断崖に雨季の時期は状況は一変するだろう。ここを訪れる際はやはり乾季(10月~)が良いと思う。
 ジグザグの道を降り、川沿いに登っていくと、あっという間にシャブルベシ到着。
Dsc_0020Dsc_0021 時間は16時半だった。工事の足止めが無ければ、昼2時前には着いていたろう。ヒマラヤにしては短いドライブだ。
 宿泊したホテルは、「ヤラピークゲストハウス」という簡素な宿だった。窓に隙間があるようで、明りをつけていると小さな虫が寄ってくる。虫除けや蚊取りスプレーが役に立った。
 夕食のダルバートも薄味であまり美味しくなかったが、登山口というのはえてしてこんなものかもしれない。山のロッジに期待しよう。
2日目に続く。

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