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2016年3月 6日 (日)

2014年 ネパールトレッキング ランタン~ゴサインクンド 第4日目 ランタン~キャンジン・ゴンパ

*ランタンは2015年4月25日のネパール大震災の際、上部の崩れた氷河が村に襲い掛かり、一瞬にして壊滅してしまいました。
現在は存在しない村です。在りし日を偲び、ここでは敢えて当時のままの日記を掲載します。

2014年11月2日

Dsc_0213Dsc_02228:05出発。ランタン村はおおよそ上村と下村に分かれていて、僕ら外国人の泊まるロッジのほとんどは下村の方にある。
上村は小さな石積みの家々が身を寄せ合うように集まっている、昔からの集落だ。
Dsc_0221Dsc_0223歩き始めてすぐに上村の集落に入っていく。人々の暮らしが垣間見えて、歩いていて楽しい。
乳牛の乳搾りをしている人もいた。この辺りは山羊やヤク、ゾッキョ(牛とヤクの掛け合わせ種)がほとんどなので珍しいと思う。
Dsc_0224_2Dsc_0225上村を過ぎると小さな沼地に出る。大きな広場になっていて、家畜を留めておくのに丁度良い場所のようだ。
沼地を過ぎ、一段高い丘を10mほど登りあげると、ランタン村全体が見渡せた。こう見ると理に適った場所にできた村だというのが判る。
Dsc_0228Dsc_0232道沿いは家畜止めのために石垣が積んであった。その小さな隙間から、かわいい小さな瞳が顔を覗かせてこちらを見ていた。
イタチの一種だろう。カメラを向けても逃げなかったので、人間を知らないのだろうか。
Dsc_0245Dsc_0246そのうち民家は見えなくなり、真ん中に積まれた古いマニ石が断続的に続く道になる。
小さい子供のヤクを横目に小さな集落を抜け、なだらかな坂道をどんどん歩いていく。左手はランタンリルンの切り立った断崖が大迫力で迫っていた。
シンドゥムという小さなバッティで小休止。周辺は牛や馬、ヤクなどが放牧されていた。
ここを過ぎた辺りから谷は開け始め、ヤラピークなどランタン谷の奥にある山々が目の前に見えてくる。
ちょっとした登り坂をひと登りで、大きなストゥーパがひとつ建てられている場所に着いた。
Dsc_0265Dsc_0267ここで集落へ行く道と、キャンジンゴンパへ直接行く道とに分かれている。僕達は集落へ向かう川沿いを選んだ。
右手奥の方には巨大な氷河が見え始める。これが見えてからは目的地に近いはずだ。
しかし標高が高いので、ペースを上げられずなかなか着かない。前回の印象ではすぐ着いたように思っていたのだが。
Dsc_0277Dsc_0272分岐からさらに1時間ほど歩き、昼頃ようやくキャンジンゴンパの集落に辿り着いた。
キャンジンゴンパは本来お寺の名前で、それがそのまま地名になった所だ。
ロッジのある集落はここが終点。周辺にはランタン谷の奥地、ランタンリルン氷河、ヤラピーク、キャンジン・リなど
Dsc_0284Dsc_0292見所がたくさんある。また距離が長くキャンピングしなければならないが、ここから南へ峠を越え、ヘランブーへと向かうルートもある。
トレッカーはここを基点にして、周辺を散策するのだ。そのため長く滞在する人が多いらしく、結構立派なロッジが軒を連ねていた。これまでの道沿いの宿とは対照的だ。
Dsc_0303Dsc_0346僕達は一番奥の、こじんまりとしたちょっと古いロッジに案内された。他の豪華なロッジに比べ(値段もそんなに変わらないし)どうかなと思ったが、宿の人たちはかなり親切で、いろいろ気を利かせてくれるいい宿だった。
やはり長年付き合いのあるポーターさんが薦めてくれるだけのことはある。場所よりも人なのだ。
Dsc_0306Dsc_0304ランチを食べて荷物を整理し軽装にして、キャンジンゴンパ裏の小さなピーク、キャンジン・リを目指して出発する。
余裕があれば他の見所を幾つか周ってみたいのだが、僕達はゴサインクンドへ向かうので、残念ながらこの一ヶ所だけ行き、翌日はもう引き返さなければならないのだ。
Dsc_0331Dsc_0351ギャンジン・リは、短時間の滞在で訪れるならばいちばんベストな選択だろうと思う。
半日で登れるのだが、その割には大迫力の展望でヒマラヤ、ランタン谷の素晴らしさを一度に味わえる。
とはいえそこはヒマラヤ、手軽な裏山とはいえ結構な長い登り坂を歩かなければならない。標高もそこそこ高いので、ペースも一段と遅くなる。
Dsc_0342Dsc_0345道幅は狭く、かなりの傾斜だ。午後になり風も強くなったので砂埃も凄い。
途中ベルギー人のカップルに追いついた。互いに励ましあいながら、一歩一歩踏みしめるように、ゆっくりゆっくりと登ってゆく。
Dsc_0349Dsc_0352出発して2時間ほど経ったろうか。キャンジンゴンパの集落が足元に小さく見えてきた頃、ようやくピークが見えてきた。
そこからさらに30分、ようやくタルチョがはためくキャンジン・リのピークに到着した。
前回もここに来たが、やはり素晴らしい展望だった。
ランタン谷から南側の山脈は一望でき、東は奥のヤラピークの山頂がはっきりと見える。北側は名前は判らないが巨大な氷河が目の前に迫っていた。
残念だったのは西のランタンリルンに雲がかかっていたことだったが、それでもうっすらと見える山塊は迫力充分だ。
Dsc_0355Dsc_0353一緒に歩いたベルギー人と登頂を喜び合い、記念写真も撮り合った。
30分ほどの滞在して景観を充分楽しんだ後、下山開始。もう少し居たかったが、もの凄い風で身体が悴んできてしまったからだ。
下山は来た道と違い、キャンジンゴンパの集落目指して急下降した。足を滑らせたら滑り落ちてしまいそうなくらいの傾斜だ。確かに早いが、ここを登るのはさらに大変だろう。
登りの大変さは何だったのかと思うほど、あっけなく集落に着いてしまった。着いた場所は道がそのままゴンパに通じていたので、この足で訪れることにした。
Dsc_0360Dsc_0364キャンジン・ゴンパは、ここの地名にもなっているこの辺りでは最も古い最奥のゴンパ(お寺という意味)だ。
ポーターのペンバ君が管理人らしきおばあさんに話しかけてくれ、ゴンパの鍵を開けてもらった。
内部は前回撮影できたのだが、今は撮影禁止だそうだ。少々のお布施と蝋燭を着けてもらい、これからの旅の無事をお祈りさせていただいた。
Dsc_0371Dsc_0375ゴンパを出て宿へ戻る道すがら、大きなチーズファクトリーの前を通った。
この辺りは本来牧畜のための基地で、採れたヤクのミルクをチーズに加工して下界へ出荷している場所なのだ。
ヤクのミルクだけでチーズを造っている場所は珍しく、ほとんどはゾッキョ(ヤクと牛の掛け合わせ)のミルクを混ぜて
加工しているのだそうだ。
そのためヤクミルク100%のここのチーズは高値で取り引きされているらしい。
さらに、カトマンズまで運ぶには何日かかかるため、その間にチーズは大変臭くなってしまう(もちろん食べられるが)。
Dsc_0373Dsc_0366匂いの少ないフレッシュなヤクチーズを食べられるのは、この場所だけなのだ。
こんな機会はそう無いと思い、出来たてのチーズを分けてもらった。丁度村の親子が買いに来ていたところに立ち会えたのだ。
Dsc_0384Dsc_0391高価ではあったが、下界で買うのと比べたら有り得ないほど安かった。
量は一切れだけだったのだが、僕達だけでは食べきれず、残しておいても臭くなってしまうので、その夜宿のダイニングに
夕食で居合わせた人たちにも一緒に食べてもらった。
チーズは硬かったがさっぱりした味でタベ飽きず、本当に美味しかった。チャパティと合わせると最高だ。
食べてもらったドイツ人のカップルとペンバ君、宿のスタッフの人たちにも大好評だった。

5日目に続く。

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ネパール・ヒマラヤ雑貨専門店「カラパタール」

http://nepalzakka.sakura.ne.jp/

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