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2017年10月16日 (月)

2014年 ネパールトレッキング ランタン~ゴサインクンド 第8日目 シンゴンパ~ゴサインクンド

2014年11月6日
8日目。この日はシンゴンパから、一気に今回の最高地点で目的地でもある4,380mのゴサインクンドへ登る。
Dsc_0631 Dsc_0632 距離的には一日で行ける場所なものの、通常は途中のローレビナに1泊し高度順応するのだが、僕達は既にランタンへ行っていて身体が慣れているため大丈夫なのだ。
シンゴンパから少し登ると傾斜はなだらかになり、すぐに深い森の中に入ってゆく。
ここが3,000m近い高地だということが未だ信じられない。1時間半ほど歩くと、あっけなくチョランパティに着いてしまった。ここでミルクティーを飲み小休止。ここからゴサインクンド手前の峠までは、ずっと急な登りが続くのだ。
Dsc_0650 Dsc_0653 この辺りから森林限界。チョランパティからは一気に視界が開け、ランタンリルンからガネーシュヒマール、マナスル、果てはアンナプルナまでヒマラヤ山脈を一気に眺めることができるようになった。
この展望は、ヒマラヤでもそう見ることができない展望だと思う。
深い谷や単体の山での迫力ある姿はたくさん見られるのだが、ヒマラヤの山々は大きすぎ、山脈全体を眺める場所はクライミングか飛行機を除いてはそう無いのだ。
Dsc_0644 Dsc_0654 急な登り坂でも長く歩いて体が出来上がっているためか、あまり息切れも疲れも感じず、次の休憩地ラウレビナヤクに到着。ランタンに行かず直接ゴサインクンドへ登る場合はここで宿泊する。
宿からは前途ヒマラヤの大展望が、邪魔になるものが一切無く全て見渡せる。吹き曝しなので悪天候のときは大変そうだが、最高の立地にあるロッジだと思う。
Dsc_0670 Dsc_0675 ラウレビナヤクを出発しどんどん高度を上げてゆく。樹木の無い尾根は開放感抜群だ。背後のヒマラヤの大展望も、高くなるにつれ山肌が現れていきさらに美しくなってゆく。
11:30、ようやく急な登りがひと段落ついたチョウタラ(休憩地という意味)に到着した。
ここには大きな祠がひとつ建てられていて目印のようになっている。10年位前にタイ人が寄付して建てたものらしい。
Dsc_0686 Dsc_0697 北には先日歩いてきたランタンリルンの山並みが、さらに大きく迫り美しく横たわっている。
この辺りから雪が積もってきた。僕達がトレッキングに出発する前、カトマンズ周辺は雨が降っていたそうなので、その頃こちらでは雪が降っていたのだろう。
だいぶ溶けてはいたが、日陰にはまだかなり深く積もっていたので慎重に歩く。
峠を過ぎるとヒマラヤの展望は隠れ、代わりに幾つか湖が見えてきた。
Dsc_0724 Dsc_0727 言い伝えではこの周辺に108ヶ所(煩悩の数)の湖が点在しているとされ、ヒンドゥー教やチベット仏教ではそれぞれに神様が住んでいると言われている。大昔から聖地とされてきたのだそうだ。
実際は湖の数は70ヶ所くらいらしいが、それでもよくこんな高地の山の中にこれだけの湖ができたものである。
Dsc_0735 Dsc_0750_4 一番最初に姿を現した湖にはサラスワティ(弁財天)が住むとされており、住んだ湖の先にかなりの落差の滝が落ちている。
歩いていると神聖な気持ちになってくる。峠からは道もほぼフラットで歩きやすく気持ちがいい。
Dsc_0761
Dsc_0785
2番目に見えた湖は真っ黒で、その外見からバイラヴ(ヒンドゥーの破壊神)が住む湖とされている。
水の色が黒いのではなく、湖底の泥か岩が黒いのでそう見えるようだ。
その湖を横に見て、ガネーシャの彫刻が埋め込まれた大きな岩のある峠を越えると、目的地ゴサインクンドの宿が見えてきた。峠から一旦下がり、バジュラパーニの湖へ行く道を分けて
大きく登り返すと、最も大きな湖でシヴァ神が住むとされている聖地ゴサインクンドの湖に到着。13時過ぎには着いてしまった。
ゆっくり歩いたつもりでも、高度順応できているためか休憩をほとんど入れなかったため早かったのだろう。
早速宿に部屋をとりひと息ついた後、湖へ出掛けてみた。
さすが標高4,380mの高地に佇む湖だけあり、湖は驚くほど透き通っていた。昔の人々が神聖な場所と考えるのも頷ける。
一つ伝説が残っており、この湖の中にはシヴァ神を祀る遺跡が眠っており、そこから遠く60キロ南に下ったカトマンズまで水路が延びており、パタンの寺院の水場に湧き出ている、ということらしい。
確かに湖の中央辺りに、中州のような形で大きな岩のようなものが沈んでいるのが見える。確かめようがないが、これが遺跡だったとしても何の不思議もない。
大昔あった寺院が、地震か何かで湖ができて沈んでしまうなんてことはよくある話なのだ。
途中で摘んできたスンパティという現地でお香代わりに使う葉を焚き、一緒に歩いている友人と般若心経を唱えた。
その後、友人と嫁の二人は、なんとおもむろに湖へ入っていくではないか。
風は無く日が差しているとはいえ、気温は6℃。勿論水温は身を切るような冷たさなのだ。
僕も何とか膝までは入ってみたがあまりの冷たさにすぐ岸に上がってしまった。
二人はその冷たさに悲鳴をあげていたものの、手で湖水を身体に掛け慣らしながら、徐々に全身を沈めていく。
僕にしたら考えられない行為だった。いや僕も無理をすれば出来たと思うが、いくら聖なる地での沐浴とはいえ、冷えて風邪を引かないかとか、つい先々の影響を考えてしまう。
宿に戻り、冷えた身体をストーブで温めようとするが、団体客が占拠しており遠くで寒さを凌ぐしかなかった。
部屋のベッドの床は隙間があったのか冷たく、背中が寒い。翌朝、案の定嫁は風邪を引いてしまった。
その占拠していた団体客は、フランスから来ていて、カトマンズからヘランブーを経てここまで歩いてきたそうだ。以前僕が歩いたコースと逆コースだ。
歩いたから判るが、逆コースはひたすら暑い丘陵地帯の登りが続くうえ、最後はこのゴサインクンドへの峠を一気に登り詰めなければならず、かなり大変なコースなのだ。
何日かけたか判らないが、年配の方が多かったのによくここまで来れたなあと感心した。
9日目に続く。
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