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2017年7月14日 (金)

2014年 ネパールトレッキング ランタン~ゴサインクンド 第7日目 トゥロシャブル~シンゴンパ

2014年11月5日
Dsc_0580 Dsc_0582 7日目。宿泊したトゥロシャブルの宿は尾根上の高台にあり、部屋にはバルコニーまで付いている
ホテルのような場所だった。早朝バルコニーに出てみると、西に見えるガネーシュヒマールの山々が紅く染まっていた。
簡単な朝食をとり、朝8時に出発。
Dsc_0588 目的地は聖地ゴサインクンド。この日から丸2日かけて2,000m以上の高度を登り返すことになる。
高度順応は充分できてはいるが、何せ登りだけなので、体力的に気をつけなければならないだろう。
またこの日の宿泊地シンゴンパでは友人と合流する手筈になっている。
この人は日本人だがカトマンズに住んでいて、これから行く聖地ゴサインクンドへお祈りに行きたかったそうで、
それならばと一緒に行くことになったのだ。たった3日の同行ではあるが楽しみだ。
Dsc_0595 Dsc_0609 村を出ると、樹林帯の急な登りがしばらく続く。左手には谷を隔てて大きな山が連なり、頂付近に小さく祠のようなものが見える。
ゴサインクンド入り口の祠だ。かなり上の方だし離れているので、あそこまで登らないといけないかと思うと、気が遠くなってくる。
Dsc_0603 Dsc_0602 ペースが一緒で、結果的に一緒に歩いていた外国人と知り合った。
イギリスから来た老夫婦で、20日かけて、ランタン~ゴサインクンド~ヘランブーと歩きカトマンズに戻るそうだ。
前回(2006年)に僕は同じコースを歩いたが、13日で歩けたことを考えると、ずいぶんゆっくりなペースだなと
思うが、ご年配だしマイペースでのんびり歩くのも悪くないなと思った。
ピーターラビットの作者ビクトリクス・ポターのギャラリーのすぐ近くに住んでいるとのこと。
娘さんがオックスフォード大にいて、なんと京都大に留学したこともあったそうな。
Dsc_0606 Dsc_0611 途中の一軒家で小休止した後、昼食予定のポプランまで一気に登り詰めた。振り返るとそれまで歩いてきたランタン谷
への渓谷と、ランタンリルンの巨大な白い山脈が一望できる。随分登ってきたものだ。
Dsc_0608 Dsc_0612 ポプランは峠の茶屋のようで、ランタンリルンの展望はもちろん、反対側のガネーシュヒマール山脈も見渡せる
休憩には最適な場所だ。ここで1時間ほどゆっくりと昼食。
ここから先はシンゴンパまでそう遠くないし、道も広く登りも緩くなる。急ぐことはない。
食事を取りながら、雄大なヒマラヤの景色を充分楽しんだ後、ぼちぼちと出発した。
道は大きな木の茂る深い森の中へ。この標高でこれだけの森があるのが不思議だ。気持ち良く歩けるのは有り難いが。
レッサーパンダがこの辺りに生息しているそうだが、残念ながら出会えなかった。
Dsc_0619 Dsc_0620 1時間ほどでシンゴンパ到着。ここには村の名前にもなった千手観音が祀られたお寺(シンゴンパ)と、
チーズファクトリーがある。チーズファクトリーはゾッキョとヤクの乳を混ぜて作っているのだそうで、ヤクの乳
だけで作る奥地のキャンジンゴンパのチーズよりは味が落ちるそうだが、街に近いため新鮮なチーズを供給できる
利点があるのだそうだ。
Dsc_0621 Dsc_0622 ここは森が開けて開放的な場所なのだが、朽ちた木々が最近までここに森があったことを教えてくれている。
何年か前に落雷による山火事があったのだそうだ。
午後3時頃に、村の宿に到着。待ち合わせていた友人は既に先に着いていた。馴染みのガイドさんも一緒だ。
それまでは夫婦二人の静かな山旅だったが、これからは賑やかに楽しくなるに違いない。楽しみだった。
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ネパール・ヒマラヤ雑貨専門店「カラパタール」
http://nepalzakka.sakura.ne.jp/
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2016年9月 6日 (火)

2014年 ネパールトレッキング ランタン~ゴサインクンド 第5日目 キャンジン・ゴンパ~ラマホテル

2014年11月2日
5日目。昨夜はさぞ寒かろうと思い、湯たんぽやカイロなど用意して眠ったのだが、むしろ暑くて眠れないくらいだった。小さなロッジだが、隙間風の入らないしっかりとした造りだったようだ。
朝食時、ここで8年前に撮った母子の写真を渡したいと思いポーターのペンバ君に聞いてみたのだが、ここには居らず今はランタン村に居るとのことだった。
Dsc_0404Dsc_0412 8:00にキャンジンゴンパを出発。天気は無風の快晴。一日多くここに滞在していたら、素晴らしいランタンリルンの姿を見ることができたろうと思う。これも縁だと思って諦めよう。
小川を流れる水は、所々凍っている。ロッジの部屋と違って外は大分寒かったようだ。
Dsc_0417Dsc_0419 雲ひとつ無い快晴のなか、気持ちよく来た道を戻る。ランタンまで急な坂道はほとんど無いので気分がいい。
時々ヤクの世話をする人や荷物を運び上げる人たちとすれ違いながら、あっという間にランタン村に着いてしまった。
Dsc_0431Dsc_0427 集落を通り過ぎ、下のロッジの集まるエリアを過ぎる。
8年前撮ってあげた母子はこの辺りに住んでいるというので教えてもらった新築の家を訪ねてみたところ、残念ながら留守のようだった。
向かいに小さなロッジがあり人が居たので、仕方なく消息を聞こうと休憩がてらそこに入らせてもらう。

Dsc_0438

Dsc_0444 写真を見せたところ、良く知っている人だったようで、とても驚いていた。
特にこの人なら託しても大丈夫そうだ。帰ってきたらこの写真を渡してもらうようお願いさせてもらった。子供の方は8年前の姿が新鮮だったのだろうか、懐かしそうに微笑みながら何かペンバ君に話をしていた。思い出話だろうか。
Dsc_0447Dsc_0449 宿の主人も喜んでくれたようで、特別に、と言ってシーバック(ヒマラヤのアセロラ)の生ジュースを入れて持って来てくれた。普通は薄めて砂糖を入れて出すそうなのだが、本当に絞りたてだそうだ。
これが凄く美味しい。爽やかな酸味と甘みで、一気に飲んでしまった。お礼に少し支払おうとしたが、サービスだといって受け取ってくれない。こんなに喜んでくれるとは思っていなかった。お礼を言って、ありがたくご好意に甘えさせていただいた。
Dsc_0456Dsc_0459 目的を達して気分良く出発。ランタンからは長い長い下り坂になる。登りほどの体力は使わないが、膝に負担をかけさせないよう、慎重に降る分地味に消耗していく。
ゴダタベラのロッジでランチ。1時間ほど休んだが結構足がだるくなってきていた。
Dsc_0462Dsc_0464 ランチから出発してすぐに森の中へ。この樹林帯に入ればこの日の目的地ラマホテルは近い。一日中ずっと降りだったので、足のため度々休憩をしながら降っていった。
森の中で何度目かの休憩中、ふと前を見ると丁度リスが食事をしているところだった。気付かれないように、そっと近付いて写真を撮ってみる。5mくらいが精一杯だった。
ラマホテルに着いた時間は午後4時頃だった。降りとはいえ、奥地キャンジンから一気にここまで歩けば結構長く感じる。
来るときに泊まったロッジは既に満室だった。仕方ないので他の宿も当たったが、ずべて満室。なんてこった。
Dsc_0479 3日前出発するとき、ロッジには予約しておいたのだが、やはり混雑時は来た人間から順に詰め込んでしまうようだ。山なので体調の変化などのスケジュール変更は日常茶飯事で、来るか来ないか判らない予約者よりも、目の前の泊まりたい客を入れるのはヒマラヤでは当然のことなのだ。
どうしてもここに泊まりたい場合は、ダイニングに寝かせてもらうかデポジットを払うか、ポーターさんに先行してもらい、部屋を確保してもらうしかない。
仕方ないので、次の集落へ向かってさらに歩くことにした。同じ道を戻っているので、来るときに道中いくつかロッジが点在していたのを知っていたからだ。
幸い、15分ほど歩いた1件目のロッジで部屋を確保することが出来た。途中何人も登ってくるトレッカーとすれ違ったのだが、どうなっているだろうか。
ロッジではドイツから来たという家族も泊まっていた。両親は僕らと同じくらいだろうか。子供達がやけに小さい。
聞けば3歳と5歳だそうで、5歳児は歩いて、3歳児はお父さんに背負われてこれから奥地へ登っていくのだそうだ。
親は大変かもしれないが、子供達にとっては素晴らしい経験となるに違いない。ちょっと羨ましかった。
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2016年3月 6日 (日)

2014年 ネパールトレッキング ランタン~ゴサインクンド 第4日目 ランタン~キャンジン・ゴンパ

*ランタンは2015年4月25日のネパール大震災の際、上部の崩れた氷河が村に襲い掛かり、一瞬にして壊滅してしまいました。
現在は存在しない村です。在りし日を偲び、ここでは敢えて当時のままの日記を掲載します。

2014年11月2日

Dsc_0213Dsc_02228:05出発。ランタン村はおおよそ上村と下村に分かれていて、僕ら外国人の泊まるロッジのほとんどは下村の方にある。
上村は小さな石積みの家々が身を寄せ合うように集まっている、昔からの集落だ。
Dsc_0221Dsc_0223歩き始めてすぐに上村の集落に入っていく。人々の暮らしが垣間見えて、歩いていて楽しい。
乳牛の乳搾りをしている人もいた。この辺りは山羊やヤク、ゾッキョ(牛とヤクの掛け合わせ種)がほとんどなので珍しいと思う。
Dsc_0224_2Dsc_0225上村を過ぎると小さな沼地に出る。大きな広場になっていて、家畜を留めておくのに丁度良い場所のようだ。
沼地を過ぎ、一段高い丘を10mほど登りあげると、ランタン村全体が見渡せた。こう見ると理に適った場所にできた村だというのが判る。
Dsc_0228Dsc_0232道沿いは家畜止めのために石垣が積んであった。その小さな隙間から、かわいい小さな瞳が顔を覗かせてこちらを見ていた。
イタチの一種だろう。カメラを向けても逃げなかったので、人間を知らないのだろうか。
Dsc_0245Dsc_0246そのうち民家は見えなくなり、真ん中に積まれた古いマニ石が断続的に続く道になる。
小さい子供のヤクを横目に小さな集落を抜け、なだらかな坂道をどんどん歩いていく。左手はランタンリルンの切り立った断崖が大迫力で迫っていた。
シンドゥムという小さなバッティで小休止。周辺は牛や馬、ヤクなどが放牧されていた。
ここを過ぎた辺りから谷は開け始め、ヤラピークなどランタン谷の奥にある山々が目の前に見えてくる。
ちょっとした登り坂をひと登りで、大きなストゥーパがひとつ建てられている場所に着いた。
Dsc_0265Dsc_0267ここで集落へ行く道と、キャンジンゴンパへ直接行く道とに分かれている。僕達は集落へ向かう川沿いを選んだ。
右手奥の方には巨大な氷河が見え始める。これが見えてからは目的地に近いはずだ。
しかし標高が高いので、ペースを上げられずなかなか着かない。前回の印象ではすぐ着いたように思っていたのだが。
Dsc_0277Dsc_0272分岐からさらに1時間ほど歩き、昼頃ようやくキャンジンゴンパの集落に辿り着いた。
キャンジンゴンパは本来お寺の名前で、それがそのまま地名になった所だ。
ロッジのある集落はここが終点。周辺にはランタン谷の奥地、ランタンリルン氷河、ヤラピーク、キャンジン・リなど
Dsc_0284Dsc_0292見所がたくさんある。また距離が長くキャンピングしなければならないが、ここから南へ峠を越え、ヘランブーへと向かうルートもある。
トレッカーはここを基点にして、周辺を散策するのだ。そのため長く滞在する人が多いらしく、結構立派なロッジが軒を連ねていた。これまでの道沿いの宿とは対照的だ。
Dsc_0303Dsc_0346僕達は一番奥の、こじんまりとしたちょっと古いロッジに案内された。他の豪華なロッジに比べ(値段もそんなに変わらないし)どうかなと思ったが、宿の人たちはかなり親切で、いろいろ気を利かせてくれるいい宿だった。
やはり長年付き合いのあるポーターさんが薦めてくれるだけのことはある。場所よりも人なのだ。
Dsc_0306Dsc_0304ランチを食べて荷物を整理し軽装にして、キャンジンゴンパ裏の小さなピーク、キャンジン・リを目指して出発する。
余裕があれば他の見所を幾つか周ってみたいのだが、僕達はゴサインクンドへ向かうので、残念ながらこの一ヶ所だけ行き、翌日はもう引き返さなければならないのだ。
Dsc_0331Dsc_0351ギャンジン・リは、短時間の滞在で訪れるならばいちばんベストな選択だろうと思う。
半日で登れるのだが、その割には大迫力の展望でヒマラヤ、ランタン谷の素晴らしさを一度に味わえる。
とはいえそこはヒマラヤ、手軽な裏山とはいえ結構な長い登り坂を歩かなければならない。標高もそこそこ高いので、ペースも一段と遅くなる。
Dsc_0342Dsc_0345道幅は狭く、かなりの傾斜だ。午後になり風も強くなったので砂埃も凄い。
途中ベルギー人のカップルに追いついた。互いに励ましあいながら、一歩一歩踏みしめるように、ゆっくりゆっくりと登ってゆく。
Dsc_0349Dsc_0352出発して2時間ほど経ったろうか。キャンジンゴンパの集落が足元に小さく見えてきた頃、ようやくピークが見えてきた。
そこからさらに30分、ようやくタルチョがはためくキャンジン・リのピークに到着した。
前回もここに来たが、やはり素晴らしい展望だった。
ランタン谷から南側の山脈は一望でき、東は奥のヤラピークの山頂がはっきりと見える。北側は名前は判らないが巨大な氷河が目の前に迫っていた。
残念だったのは西のランタンリルンに雲がかかっていたことだったが、それでもうっすらと見える山塊は迫力充分だ。
Dsc_0355Dsc_0353一緒に歩いたベルギー人と登頂を喜び合い、記念写真も撮り合った。
30分ほどの滞在して景観を充分楽しんだ後、下山開始。もう少し居たかったが、もの凄い風で身体が悴んできてしまったからだ。
下山は来た道と違い、キャンジンゴンパの集落目指して急下降した。足を滑らせたら滑り落ちてしまいそうなくらいの傾斜だ。確かに早いが、ここを登るのはさらに大変だろう。
登りの大変さは何だったのかと思うほど、あっけなく集落に着いてしまった。着いた場所は道がそのままゴンパに通じていたので、この足で訪れることにした。
Dsc_0360Dsc_0364キャンジン・ゴンパは、ここの地名にもなっているこの辺りでは最も古い最奥のゴンパ(お寺という意味)だ。
ポーターのペンバ君が管理人らしきおばあさんに話しかけてくれ、ゴンパの鍵を開けてもらった。
内部は前回撮影できたのだが、今は撮影禁止だそうだ。少々のお布施と蝋燭を着けてもらい、これからの旅の無事をお祈りさせていただいた。
Dsc_0371Dsc_0375ゴンパを出て宿へ戻る道すがら、大きなチーズファクトリーの前を通った。
この辺りは本来牧畜のための基地で、採れたヤクのミルクをチーズに加工して下界へ出荷している場所なのだ。
ヤクのミルクだけでチーズを造っている場所は珍しく、ほとんどはゾッキョ(ヤクと牛の掛け合わせ)のミルクを混ぜて
加工しているのだそうだ。
そのためヤクミルク100%のここのチーズは高値で取り引きされているらしい。
さらに、カトマンズまで運ぶには何日かかかるため、その間にチーズは大変臭くなってしまう(もちろん食べられるが)。
Dsc_0373Dsc_0366匂いの少ないフレッシュなヤクチーズを食べられるのは、この場所だけなのだ。
こんな機会はそう無いと思い、出来たてのチーズを分けてもらった。丁度村の親子が買いに来ていたところに立ち会えたのだ。
Dsc_0384Dsc_0391高価ではあったが、下界で買うのと比べたら有り得ないほど安かった。
量は一切れだけだったのだが、僕達だけでは食べきれず、残しておいても臭くなってしまうので、その夜宿のダイニングに
夕食で居合わせた人たちにも一緒に食べてもらった。
チーズは硬かったがさっぱりした味でタベ飽きず、本当に美味しかった。チャパティと合わせると最高だ。
食べてもらったドイツ人のカップルとペンバ君、宿のスタッフの人たちにも大好評だった。

5日目に続く。

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2016年2月26日 (金)

2014年 ネパールトレッキング ランタン~ゴサインクンド 第3日目 ラマホテル~ランタン

2014年11月1日

簡単な朝食を済ませた後、7時45分にラマホテルを出発。

Dsc_0088Dsc_0100しばらく森の中の上り坂を進んでゆく。1時間ほど歩くと、木々の間から巨大なランタンリルンの峰々が顔をのぞかせた。今回初の、間近に迫るヒマラヤの展望だった。

そこからすぐに「リバーサイド」という場所に出る。文字通り川沿いに数件の宿があるだけの場所だ。

Dsc_0107Dsc_0105ここで小休止していると、対岸の木々に猿の集団がいるのに気がついた。尾の長いハヌマンラングーンという名前の猿らしい。

道は再び樹林帯の中へ入ってゆく。この辺りから谷間にも木漏れ日が入り始め、急に気温が上がり始める。

傾斜はきつくなっていき、崩落の跡らしい急峻な崖を何度かトラバースすると、ゴダタベラという場所に出た。

Dsc_0108Dsc_0109ここから背の高い木々は無くなり、一気に視界が広がる。この日の目的地のランタン村もよく見えるのだが、前回は見えてはいてもなかなか辿り着かなかった記憶がある。

この辺りは道すがらで馬や牛達が草を食み、開放感のある気持ちの良い場所だ。急な登りは度々あるものの、総じて歩きやすい。

この辺りでも、ハヌマンラングーンの群れに出くわした。人間を恐れないのか、結構近くまで寄ってきている。

Dsc_0112Dsc_0117マフラーを付けたような首周り、長い尻尾は特徴的だ。

昼食はツァンシャプという場所にした。ここにヤクのヨーグルト工房があると聞いていたのだが、残念ながら見つけられなかった。

Dsc_0124Dsc_0134ここからすぐに長い吊り橋を渡る。前回は無かったので、一度沢へ降り、川を渡って登り返したものだ。

この行程が無くなっただけでも、かなり楽だし時間が早くなって有難い。

Dsc_0143Dsc_0118いい加減ランタン村は近くに見えているのだが、なかなか到着しない。ヒマラヤではよくありがちなのだが距離感が
おかしくなってくるのだ。

だが振り返ればこれまで歩いてきた深い谷も見えているので、結構歩いているのが判る。

Dsc_0153Dsc_0160放牧されたヤクを横目に集落を何度か通り過ぎると、ようやくランタン村の下村入り口に到着した。宿まではもう一息だ。

ランタンはこの周辺ではいちばん大きな村で、主に牧畜とチーズの生産地として有名な場所だ。

世界一美しい谷として有名な「ランタン谷」の名前はもちろんここから来ている。意味は知らない。

Dsc_0162Dsc_0166谷間にある場所とはいえ幅が広く日差しがよく当たるので、人が暮らすには快適そうだ。

道の真ん中に水車で周しているマニウォールが建てられていた。

Dsc_0168Dsc_0175マニ車は水が流れている限りずっと周り続けるので、村の結界のような役割なのだろう。

前回泊まった宿はこのマニウォールのすぐ上の場所だったが、今回はさらに先に歩いた道沿いの宿だった。一緒に歩いているポーターのペンマ君のお勧めらしい。

Dsc_0182Dsc_0204ここにはソーラーを使ったホットシャワーがあった。久し振りに暖かいお湯で汚れを落とし、まだ早かったので夕陽が当たる中、外で子猫と遊びながらお茶を飲みゆっくりさせてもらった。

4日目に続く。

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2016年2月20日 (土)

2014年 ネパールトレッキング ランタン~ゴサインクンド 第2日目 シャブルベシ~ラマホテル

2014年10月31日

朝食はチベタンブレッドにミルクティーをいただいたが、やっぱり美味しくなかった。材料をケチっているのか全て味が薄い。

Dsc_00258時、シャブルベシを出発。谷間なのでまだ朝日は差し込んでいなかったが、東の空の雲が光り輝いていた。雲に露出を合わせ撮影してみたら縞模様になっており、一体どんなことがあればこんな形になるのだろうと不思議に思った。

Dsc_0026Dsc_0028チベットへ向かう車道からを川側へ降る。右手にトラックの駐車場があったが、入り口に小さなプジャーの跡をみつけた。安全に戻れるために神様へお祈りしたのだろう。

ワイヤー製のつり橋が掛けられており、そこを渡るといよいよトレッキング開始だ。

Dsc_0033Dsc_0034川を渡るとすぐにシャブルベシの旧村の集落に入る。石を積み上げて創った、チベット様式の建物が多い。

村を抜けるとしばらく川沿いの樹林帯の中を進んでゆく。この辺りから日差しが入ってきて、急に温かくなってきた。

Dsc_0037Dsc_0038道の所々に麻の群生を見かける。日本ではまず見ることは無いが、この辺りでは普通に雑草として生えている。もっとも雑草で生えているような大麻は質が悪すぎて使われることは無いそうだが。

そのうち道は対岸へ渡り、すぐにドメンという2件のロッジに着いた。

Dsc_0043Dsc_0047すぐ後ろには大きな滝が落ちている。日本ではちょっとした滝も名前は付いているものだが、ヒマラヤではそういった習慣は無いようだ。

ここで小休止。朝食のミルクティーが美味しくなかったので、口直しにここでもミルクティーをお願いしてみた。思ったとおりの味なので安心する。

15分ほどで出発。樹林帯の中を進むと、すぐにランタンとトゥロシャブルへの分岐に出た。

Dsc_0049Dsc_0051僕達は後日ランタンからここまで戻った後、この道をトゥロシャブル方面へ向かうことになっている。

ランタン方面へ向かうと、すぐに川原に出た。そこから崖に張り付くようにロッジが何件か見える。

Dsc_0053パイロという場所で、地図では温泉があると書いてあるが、どこにあるのかは人に聞いても判らなかった。ここの宿のテラスからは、後日行くことになる分岐の先のトゥロシャブルの集落が顔を覗かせていた。

さらに深い樹林帯の中を登っていく。道は日陰なので、時折急な登りはあるものの比較的歩きやい。川面は崖のはるか下まで離れているが、対岸はすぐ近くまで迫っている。つまりクレバスのように深い谷底のようになっていた。

Dsc_0054その対岸の崖には、ジャングルハニーの大きな巣がいくつも張り付いていた。ジャングルハニーは強烈な強壮効果を持つハチミツで、昔から地元の人々の栄養剤として珍重されてきたものだ。

見たとおり採取には大変な危険と労力が必要なので、なかなか手に入らないし、偽物も多い。

Dsc_0055Dsc_0057そこから1時間ほど歩くと何重もの大きな長い滝が、大きな音を立てて対岸で流れ落ちている。やはり名前は無い。

その滝が後方へ下がる頃、バンブーと呼ばれる集落に出た。外国人が名付けた地名なのだろうが、由来するような竹はどこにも見当たらない。

ちょっと早いが、ここで昼食にする。見晴らしの良さから川原の席を選んだが、日差しが強かったので日陰にした方が良かった。

Dsc_0063Dsc_0064オーダーしたスパゲティのナポリタンは、食べられないことはないがかなり大味。さらに量が多く、食べ切ったもののお腹が苦しくなってしまった。

13時過ぎにバンブーを出発。深い森の中をひたすら登る。やがて道は対岸へ渡り、勢いよく流れる川のすぐ脇を登ってゆく。途中姿を現してくれたリスが、疲れを癒してくれた。

Dsc_0067Dsc_0071急坂をひと登りでリムチェといわれる小さな集落に出た。ここからこの日の目的地ラマホテルまでは15分ほどの距離だったので、先を急ぐことにする。

リムチェからラマホテルまでは比較的フラットで歩きやすい道。15時過ぎにあっけなく到着した。

Dsc_0077Dsc_0076ラマホテルという場所は最初そういう名前の宿が一軒あっただけだったものが、次第に宿が増えていきそのまま地名になったそうだ。

僕達は手前から2件目の宿「シェルパロッジ」に部屋を借りた。

満室だった最初の宿は、2006年に訪れた際に泊まったことがある。そのとき僕は深夜大変な胃痛に襲われて寝られず、宿の人を起こして薬をいただいたことがあった。

建物は変わっていないので、あれから8年経っているとはあまり感じられなかった。

3日目に続く。

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2015年8月 8日 (土)

2014年 ネパールトレッキング ランタン~ゴサインクンド 第1日目 カトマンドゥ~シャブルベシ

 2015年4月25日、ネパールにて大規模な地震が発生しました。
 被害にあわれたネパールの方々に心よりお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方々とご遺族の皆様に対し、深くお悔やみを申し上げます。
 僕が今回訪れたランタン谷はトレッキングルートの中でも被害が最も酷く、ランタンリルンに被さる氷河が崩れ、真下にあったランタン村は一瞬にして飲み込まれました。
 村は消滅。滞在した外国人も含め250人近い犠牲者が出てしまいました。現在このエリアは外国人の入域は禁止されています。
 いずれ解除されるかもしれませんが、復旧までには暫く時間がかかりそうです。
 僕は地震のほぼ半年前に、このエリアを訪れました。
 現在は存在していない箇所も多くあると思いますが、当時存在した素朴でのどかな土地を忘れないため、敢えて当時の日記をそのまま書き記していこうと思います。
 2014年10月30日
 トレッキング第1日目。早朝6時半、迎えに来てくれたシェルパのガイドで友人のナワンさん、ポーターのペンバ君と共にホテルを出発。
 まずはカトマンズ北にあるニューバスバークの入り口を目指した。7時45分発、登山口であるシャブルベシ行きの乗り合いジープに乗るためだ。
 今回はナワンさんは途中から合流、前半のランタン谷はペンバ君だけ一緒に行くことにした。
 僕は一度このエリアを歩いたことがあるし、トレッキング自体は経験ある方だったので、荷物を運んでくれて道が判るくらいの人が一人いれば充分だったからだ。
 ジープは乗り合いなので、当然乗せるだけ乗せる。日本のように 規制があるわけもない。6人乗りの車に10人も詰め込まれた。屋根には荷物が満載。一人は犬を抱えている。
 これで7時間近く走るのだ。山の荒れた道をすごいスピードで。ちょっと怖いかもしれないが、ローカルバスよりは遥かにましなのである。少なくともエアコンは効いているし、早く到着できるからだ。
 ローカルバスはあまりにも遅く、そして高温多湿、排気ガスも窓から入ってくる。登り始める前に体を壊してしまう。それでもコレしかなければ、使うしかないのだが。
 ジープは予定通り出発した。だが、以前走った道とは違う道を使っていた。最近開通した道のようで、そちらの方が幾分近くなるらしい。
 カトマンズからポカラ、インド方面へ向かう幹線道を峠を越えてしばらく降 る。3時間は走っただろうか、小さな川がかなり大きくなってきた辺りで道を折れ、細い道へ入っていった。
Dsc_0002 トリスリという街で昼食。ダルバートを食べる。美味しいが値段はそこそこしたので、一般のネパール人はあまり使わなそうだ。
 トリスリから先は道は細くなり、急な山道をジグザグにどんどん登っていく。山道といっても山の斜面は全体にわたって農地と民家が点在しているので、田舎のあぜ道をどんどん奥に進んでいくような感じだ。
 驚いたのは(もう8年前になるが)以前走ったときは砂利道だけだったのに、今は道はほとんど舗装され、かなり快適になっていたことだ。
 この分なら、今日の目的地まですぐに着きそうだ・・・と思っていても、そうはうまくいかないのがネパールという場所なのだ。
Dsc_0004Dsc_0014 ジグザグの道を登り切り、ようやく傾斜が緩い尾根にさしかかると、道は急に砂利道の悪路に変わってしまった。その先は大渋滞。
 何事かと前を見たら、なんと崖崩れが起きていて、応急的に重機で道を造っているところだった。どうやらつい何時間か前に土砂崩れが起きてしまったようで、急遽応急的に土砂を取り除いているところだったようだ。
 しばらく車内で待っていたが、埒があかないので一度外に出て、工事現場を見に行ってみた。なんと稼動していた重機は日本のコマツ製のものだった。
Dsc_0008Dsc_0013 こんな所にまで日本のものが入っているというのはちょっと感慨深いが、この光景を見ていると、なんだか遠くに来ている実感が湧かない。
 1時間半ほどでようやく道は開通した。順次 連なっていた車が通り過ぎて行くが、僕らの車の3台前のトラックが立ち往生。またもや道を塞いでしまった。
Dsc_0016Dsc_0017 再度コマツの重機出動。トラックをワイヤーでくくりつけ引っ張り、無事脱出。
 さて、自分も車に乗り込もう・・・と思ったら、自分達のジープが僕の前を通り過ぎ、どんどん先に行ってしまうではないか。
 駆け足で後を追う。300mは走っただろうか、ようやく車は止まってくれて、僕らを乗せてくれた。何故乗せてくれなかったのか聞いてみたら、ぬかるみで止まってしまうと嵌って動けなくなる恐れがあったからだそうだ。ちょっと焦ったが、確かにそのとおりだろう。
Dsc_0019 トータル2時間ほどロスしてしまった。道は舗装道に戻ったので、ジープはこれまでの遅れを取り戻すかのように、山道とは思えぬほどすごいスピードで突 っ走ってゆく。
 15分ほどでチェックポストのあるドゥンチェへ到着した。ここでパスポートとパーミットをチェックする。いよいよランタン国立公園に入ってゆくのだ。
 ドゥンチェは聖地ゴサインクンドの登山口なので結構賑っていた。特にお祭りの時期は一度に数千人もこの小さな街に押し寄せることもあるのだそうだ。僕達も帰りはここが下山口となる。
 一緒に乗ってきた現地のおばちゃん達はここでお別れ。ここから登山口シャブルベシまでは僕達だけの貸切ジープだ・・・と思ったら、若いお姉ちゃんが3人乗り込んできた。やはり乗せられるときは可能な限り乗せるのだ。良くしゃべるお姉ちゃん達だったが、あと1時間足らずなので退屈せずに行けるだろう。
 道はここも舗装されていた。怖い 箇所は無かったが、崩れやすい斜面に道を造っているので、断崖に雨季の時期は状況は一変するだろう。ここを訪れる際はやはり乾季(10月~)が良いと思う。
 ジグザグの道を降り、川沿いに登っていくと、あっという間にシャブルベシ到着。
Dsc_0020Dsc_0021 時間は16時半だった。工事の足止めが無ければ、昼2時前には着いていたろう。ヒマラヤにしては短いドライブだ。
 宿泊したホテルは、「ヤラピークゲストハウス」という簡素な宿だった。窓に隙間があるようで、明りをつけていると小さな虫が寄ってくる。虫除けや蚊取りスプレーが役に立った。
 夕食のダルバートも薄味であまり美味しくなかったが、登山口というのはえてしてこんなものかもしれない。山のロッジに期待しよう。
2日目に続く。

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2017年7月
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